だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

さあ、確定申告の季節だ。私は、日本で一番税金を納めるのが好きな男である。

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税金を納めるのが大好きである。

NHKの受信料の支払いは嫌いだが、あれは「テレビを買えばもれなく支払い義務が生じる」という大前提からして頭がオカシイのである。

見もしないものに対し、なぜ金を払わなければならないのか。人権侵害である。詐欺である。日本人として最も恥ずかしい組織がNHKだと言っても過言ではない。

朝日新聞はいやなら読まなければいいのだが、NHKの受信料はそういうわけにはいかないのだ。朝日新聞よりも悪質なのである。紅白歌合戦など、一度も見ないまま私は死んでやるのだ。

そんなNHKと違って、税金を払うのはこれは国民の義務である。NHKがなくなっても生活は保てるが、日本が国として立ちゆかなくなれば国民が食えなくなる。

税金というと嫌な顔をする人がほとんどなのだが、自分の金で政治家や公務員、畏れ多くも天皇皇后両陛下をはじめ、皇族の皆さんを養っているのだと考えれば、これは決して嫌なものではない。

私などは、できるだけ多く払って、「おいこら、お前らは誰のおかげで飯が食えてるんじゃい」とでかい面をしたいのだ。畏れ多くも天皇皇后両陛下に対して、「一度くらい、直接『税金、どうもありがとう』と頭を下げにこんか……いや、頭をお下げに……いやいや御頭……クワーッ」と言いたいのである。私の扶養家族。それが彼らなのだ。

さて、この季節になると、税務署から確定申告書が送られてくる。今年も送られてきた。今、机の上に置かれているのである。

考えてみれば、もう、40年以上確定申告を続けている。私は、零細な個人事業主だから、自分で確定申告の準備をしているのだが、いまだにこの作業にはなれない。もう、面倒で仕方がないのだ。「えーと、売り上げは前年度とあんまり変わりませんな。そしたら、納税額も前年度と同じでいきまひょか」と行かぬものか。

どうせ年々売り上げは減っているのだ。今年の納税額も微々たるものに違いない。畏れ多くも天皇皇后両陛下に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいである。せめてお乗りになる御料車のタイヤ一本分くらいはお納めしたいのだが。

ああ、情けない。売り上げを水増しして、多めに納税しようかと半分本気で思っている。