だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

ジジイのスマホ初体験。我が手にGoogle Pixel6がやってきた。

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いやあ、びっくりした。

ガラケーからスマホに替えたんだが、数十年前にパソコンを初めて見たときと同じくらいびっくりした。人類は、ここまで進化してたのか~っ、と思わず叫びそうになった。道理で、皆さん、誰も彼もがスマホをいじっているわけである。

最近は、私の知り合いのジジイやババアも、ほとんどがスマホを使っていて、ガラケーの私を哀れみの目で見ていたのである。キーボードフェチの私からすると「タッチタイピングもできないくせに、何が、スマホか」と馬鹿にしていた。「スマホは情弱の持ち物である。キーボードがない端末など、非効率の極み。ガラス面に指を滑らせて入力するなど、あれはオナニーと同じである。実に卑猥。恥を知りなさいっ。この変態どもが~っ」と決めつけていたのだ。申し訳ない。

私が購入したのは、Google Pixel6である。

実は、YouTubeでPixel6の「音声文字起こし機能」が話題になっているのは知っていた。元々、検索する際の音声入力は使っていて、私の滑舌でも使えることに驚いたのである。それが、テレビからの音声をたちどころに日本語で書き起こすのを見て、「これは、取材でものすごく便利ではないか」と大いに興奮したのだ。

書き起こしのための日本語がインストールできるようになるまで数日かかった(日本語で書き起こせない場合はああしろこうしろという情報が出ているのだが、私は単にバージョンアップの遅延的なものだと考えている)のだが、実際に試してみると、いやあ、これは便利だ。取材の多いマスコミや出版業界では大活躍なのではないか。

私は、IC recorderを使うのが嫌いで、取材の際もあまり使っていない。これは自分の声を聞くのがイヤだというのと、聞き直すのに時間がかかり、さらには何度も再生・巻き戻しを繰り返すのが面倒だという点があげられる。記憶に頼って、忘れていても適当にでっち上げるのが私の手法だ。万一責められても、「お前がしゃべった内容よりも、良くしておいてやったぞ」と言ってやればいいのだ。

だが、「音声文字起こし機能」があれば、テキストをパソコンに取り込んで、あとはわずかな誤変換を直せばいいだけなのだ。もちろん記事の場合は、リライトや再構築は必要だが、それでも労力は大幅に減らせる。テープ起こしという職業は、風前の灯なのだ。

同様に便利なのが、書類を撮影してGoogle keepに保存すれば、テキストを抽出してくれる機能である。文面をちょっと変えるときなどに便利なのだ。できれば手書き文字にも対応してほしいのだが、私の汚い文字では、「手書き文字」が「子書卡」となった。最後のは中国の漢字である。手書き文字対応ならば、もっと役に立つと思うので、改良を期待したい※。

※たった今、Googleレンズなら手書き文字も読み取れることを知った。いやあ、すごい。

で、ここからは欠点である。

でかい、でかすぎる。折りたたみ式のガラケーからすると、チョー馬鹿でかいという印象だ。私は基本的に左持ちで左手の親指で操作するのだが、端っこには指が届かないのである。ああ、あと2センチ親指が長ければよかったのに、と悔やまれる。

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とりあえずの対策としては、確かAndroid9以降の機能だと思うのだが、「ユーザー補助機能メニュー」というのがあって、小さなボタンがスマホの縁に設定でき、それを使えば電源や音量、明るさの調整などが簡単に行える。ただし、機能の追加や変更はできないようで、ちょっと残念なのだ。これもバージョンアップを期待している。

デカければ当然重くなるわけで、腕が疲れるという欠点とともに、落としたときの衝撃も大きくなって被害甚大なのだ。私は、安心保証などは入っていないので、とりあえず軽量のカバーとガラスフィルムを装着した。本当はむき出しで、ポンポン放り投げるような感覚で使いたいのだが。「ん、割れちゃったか。まあ、いいや。今度はProを買うことにしよう」などと言ってみたいのだ。どうも小心者と笑われそうな気がするなあ。

最後に、私がこの世で一番かっこいいと思うスマホの写真を載せておく。いいですか、皆さん。これが美意識というものなのだ。

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