だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

ロシアがナチスを撃退した国であることを誇りとするプーチン大統領、皮肉にも自分がヒトラーの後継者となる。

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まあ、確かに阪神タイガースの勝率や矢野監督の去就にも興味がある。小室圭の司法試験の再々挑戦や体型の変化にも注目している。だが、やはり今一番関心があるのはウクライナ情勢である。

どうやらロシア政府は日本を敵国と認めたと言うことだし、北海道の権利はロシアにあると言った議員もいるらしいから、これからは対岸の火事と言ってのんきに鼻くそなど食ってはいられないのだ。食べるのはいつもの半分にしておこうと思う。ロシア軍がウクライナでやっていることを見れば、「絶対に日本には攻めてこない」とは言い切れないし、ロシアのことは頭のおかしな新興宗教集団にたとえれば近いのではないか。新生プーチン教団である。

私はまれに見る博学な男ではあるが、実は歴史の時間だけは鼻くそを食べる時間と決めていて、そのため世界史も日本史もほとんど知識がない。従って今回のロシアの行動が理解できず、しかたがないのでYouTubeで少し勉強してみたのだ。

早い話がプーチン大統領からすれば、こんな感じらしい。

「なに~っ、ウクライナが生意気やと~。あいつらわしらの属国やろがい。しかも、ソビエト連邦時代にわしらがドイツと戦ってるっちゅうのに、ナチスの連中に『ウクライナの独立に協力してちょ』と頼みよった裏切り者やで。あいつらナチスと手を組んだファシストなんや。今かてネオナチの連中の巣窟やろが。ナチスドイツがソビエト連邦との不可侵条約を破って侵攻してきたみたいに、ウクライナもわしらを攻撃してきよる。そうなる前にこっちから攻撃するんや。第二次大戦でソビエト連邦ナチスドイツに勝利したみたいに、今回もわしらはウクライナに勝利するんや。正義はわしらにあり。ウクライナファシストどもを皆殺しじゃ~っ」

プーチン大統領にとってドイツに勝利したことはこの上ない誇りであり、歴史的快挙であり、正義の凱歌であり、それは国民にとっても同じことである。だから、民間人の虐殺などの戦争犯罪を実行しても、プーチン大統領の支持率は上がっていく。ファシストたちを支援する国民もファシストであり、女子供であろうが同じ罪人なのだ。端から見ればこれは言うまでもなくジェノサイドである。プーチン大統領は、皮肉にも憎むべきヒトラーと同じ行為に手を染めたのだ。

それに対して西側諸国がやっているのは、非難することと経済制裁と、あとは兵器の供与くらいで、ロシアにとってはさほどの脅威とは思われない。そもそも全世界がロシアを非難しているわけではなく、ウクライナ侵攻を非難する決議でも賛成141ヶ国、反対がベラルーシ北朝鮮エリトリア、ロシア、シリアの5ヶ国、そして棄権は中国やインドなどの35ヶ国である。さらに、意思を示していない国も12ヶ国ある。

確かにロシア国民にもプーチン大統領を批判する人たちはいるが、現状を打破するほどではないようだ。彼らが目立ってくれば、ロシアのお家芸である粛正がはじまるだろう。私は、以前はクーデターの可能性も考えていたが、それはあくまで「プーチンが暗殺されたら映画化決定だな」という程度の希望的観測であり、今は、それはないような気がしてきたなあ。

このまま行けば、ウクライナ南東部のいくつかの都市がロシアに併合され、プーチン大統領が「まあ、今日のところはこのくらいにしといたるわ」と半笑いの表情を浮かべながら終戦となるような気がしている。プーチン大統領にとっては勝利だろうが、ウクライナにとっては民間人に多くの犠牲者が出た以上、大いなる悲劇なのだ。

アメリカやイギリスなどの連合軍が本気でロシアに攻め込んで降伏に追い込まない限り、プーチン大統領やロシアの戦争犯罪を調査して処罰することなどできないのではないか。他国民を拉致し、核ミサイルを装備して周辺国を脅すような北朝鮮にさえ武力行使ができないのである。ましてや落ちぶれたとは言え大国のロシアには、とうてい無理だろう。

自分が正しいと信じ込んでいる連中ほど怖いものはない。なにを言っても無駄である。立憲民主党などのリベラルと似ているが、あの連中は口ばっかりだからなあ。今のロシアとプーチン大統領には、本物の怖さを感じるのである。そう結論づけながら鼻くそを食べようとしたら、すでに備蓄がつきていた。これからコンビニに行って買ってくるとしよう。