だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

恥を知りなさい、と思わず怒った「ウルトラマンZ」

最近、踏み台昇降というのをやっているのだが、ご存知か?

高さ20センチくらいの踏み台を上ったり降りたりするだけのエクササイズなのだが、負荷が低くていかにも年寄りの運動なのである。左足から30分、右足から30分で合計1時間。とりあえず汗はかくのだが、全然、疲れない。井上尚弥選手のトレーニングを見た後だと、ちょっと情けなくなるのである。

まあ、それはいい。最高血圧記録220。激しい運動は危険である。

昇降運動の問題は、退屈なことだ。ジョギングなら景色が変わるし、たまに同じ方向に走るやつが出て、対抗心が出たりして気分が変わる。近所の女子大の学生とすれ違ったりするのも楽しみの一つである。

踏み台昇降には、そうした楽しみが一つもないのだ。仕方がないので、パソコンの画面でAmazon Prime Videoを見ている。映画は区切りが悪いので、アニメや他愛のない特撮番組を見ていることが多い。

パリピ孔明」は、友情の描き方がちょっと恥ずかしいのとラップが出たあたりから違和感を感じはじめた。個人的にはラップに興味がないのと、そもそも私は、諸葛孔明よりも司馬懿のほうが好きである。

SPY×FAMILY」はまあまあ面白い。普段は主婦をやっていて実は凄腕の傭兵というのは「ARMS」のキャラクターにいたが、ヨル・フォージャーもそのタイプのキャラである。そう言えば、綾瀬はるかも「奥様は、取扱注意」で似たようなキャラクターを演じていたなあ。この設定を使えば、よほどへまをしない限り面白くなるのは保証付きである。

問題は、「ウルトラマンZ」だ。

いやいやいや、ロシアが掲げる「Z」と関連付けて問題化しているわけではない。たまたまロシアが侵攻時に掲げているだけで、「だから使うな」とか「使われへんやんけ」と困る必要などはない。そんなことを言い出したらマジンガーZは怒り出すし、フェアレディZには乗れなくなるのである。

そもそもロシアなど気にすることはない。ロシアが大国であったのは昔の話で、2021年度のGDPでいえば世界11位。あの韓国より下である。間違いなく小国なわけです。これからは、「韓国より下のロシア」「中国の属国」と呼んでやりましょう。

話がそれた。

問題は、「ウルトラマンZ」の変身シーンである。なんじゃい、あれは。まるで仮面ライダーではないか。変な形をしたアイテムにカードやらメダルやらを装着することで多様なウルトラパワーが得られるらしいのだが、もう完全に仮面ライダーである。グッズを売りたくて仕方がないのだ。

まあ、私はウルトラシリーズは「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」で卒業した人間だから、もっと早い段階で仮面ライダー化していたのかもしれないが、それにしても情けない。おもちゃを売るのは仮面ライダー戦隊シリーズプリキュアに任せて、ウルトラシリーズは正々堂々ストーリーで勝負せんかい、と思ったのである。

Googleしてみると「DXウルトラマンゼット最強なりきりセット」というのは、なんと8,690円である。さらに問題なのは、どうせ作るなら売れるモノを作ればいいのに、これはまったく魅力がない点だ。恥の上塗りである。

仮面ライダーの変身ベルトの魅力は、まさにベルトである点にあり、自分に装着して仮面ライダーごっこができる点にある。こんなヘンテコな形をした道具を手にしてもワクワクもドキドキもできないのである。この形を生かすのなら、せめて斧のような武器的なデザインにすべきだった。

まあ、私が好きなカプセル怪獣の「ウインダム」も出てくるみたいだから、もう少し見てみようかと思う次第である。