だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

「日本死ね」のユーキャン流行語大賞、いつの間にか発表されていた。まあ、どうでもいいんだけど。

ああ、すっかり忘れていた。

日本死ね」で有名なユーキャン新語・流行語大賞が決まったんだった。いやあ、つまらなくなったものだ。「バージンだと病気だと思われるよ」で有名な鳥越俊太郎氏が選考委員長だった頃の方が面白かった。

まあ、あまりに左翼寄りだったのでユーキャン自体がバッシングを受けて「いや、こりゃたまらん」と方向転換したのだが、それにしても面白くない。

年間大賞が「村神様」である。そんなの知らんのである。

「キーウ」は、明らかに新語でも流行語でもない。ロシアとウクライナの戦争で注目された都市名であり、それを新語・流行語として扱うのは無理がある。「きつねダンス」は知っているが、野球におけるショーである。新語・流行語として扱うのはいかがなものか。国葬儀」「宗教2世」「知らんけど」「スマホショルダー」「てまえどり」「ヤクルト1000」「悪い円安」「青春って、すごく密なので」なども以下同文である。

どちらかというと「時事ワード大賞」の方が合っているように思う。

誰かが指摘していたが、ワールドカップで長友選手が叫んだ「ブラボー!」こそが流行語にふさわしいのである。もう少し発表を遅らせればよかったのだ。「ブラボー!」なら国民の70%くらいは納得するのではないか。

さて、審査委員に、やくみつるという人がいる。野球関連の言葉が多いため、「あんたが野球を好きやからごり押ししてるんとちゃうんか」などと言われているらしい。どこかで見た名前だと思ったら、そうだ、よく朝日新聞に出てくるオルチニンの人ではないか。私は、あの広告が大嫌いなんだ。

なにが「この疑い深い私がオルチニンを飲む理由」だ。こんな見え見えの記事体広告に出ること自体、実に恥ずかしいし情けない。まあ、金だけの問題ではなく、義理もあったりするので一概には非難できないのだが。

しかし、考えてみれば、この流行語大賞はユーキャンにとってはむしろマイナスだし、審査委員にとってもやっかいの種なのではないか。おそらくはどんな言葉を選んでも「いや、わしは認めん」という声は出てくるのだ。そして、誹謗中傷につながる。

もうやめればいいのに、と心底思うのである。